事実実験公正証書


事実実験公正証書は、特定時期における特定事実の目撃状況を内容とするもので、公証人が、直接見分や体験した事実に基づき作成する公正証書です。

裁判所の検証に似たもので、権利の取得や変更、喪失に関係する事実について行います。

 

例えば、以下の目的で利用されます。

  • 銀行の貸金庫契約が終了した貸金庫を強制開披し、蔵置品を別途格納する際に、公証人が立ち会い、目撃状況を記録し、公正証書を作成する。
  • 特許を巡る争いに備えてその有効な権利保全の証拠方法として、特許発明の実施品等の物の形状や構造、作用効果、製造工程等についての事実実験を記録した公正証書を作成する。